ホメオパシーは200年前にドイツの医師ハーネマンが確立した自然医学です。ホメオパシー(Homoeopathy)の語源はギリシャ語で「同じ」という意味のhomeoeoと「病気・苦しみ」を意味するpathyを合わせた造語で「症状を起こすものは、その症状を治す」という「同種の法則」がその原則となっていています。人間にあらゆる症状を起こす動植物・鉱物等を素材にし、安全で効果的に用いるために原子も分子もないほどに素材を薄めたものを服用し自己治癒力を高め治癒に導く療法です。副作用もない為、赤ちゃんや妊婦、お年寄りにも安心して使う事の出来るものとして世界中で愛用されています。

ハーネマンは当時マラリヤの特効薬だったキナという植物の皮を粉末にして摂ったところ悪寒、腹痛、下痢、発汗、高熱、貧血様の症状といったマラリヤ特有の症状が彼を襲いました。彼はこの経験から「症状を起こすものがその症状を治す」という同種の法則に気が付きました。

彼の考えによれば体の中では似た性質の病気は一つしか存在出来ず、似ていてそれでいて本来の病気より少しだけ強い病気を引き起こすものを服用する事で本来の病気は消滅してしまうと考えたのでした。

しかし、症状を起こすものは身体にとって毒でありリスクを伴います。そこで彼はそれを天文学的に薄めて素材の波動的性質を取り出し治療に使う事(「超微量の法則」)を実践し、様々な病気を治す事に成功しました。

例えばホメオパシーのでは眠れない人に対してコーヒー豆を使ったり、火傷した人には触ったら火膨れを起こすような昆虫を素材に使ったりして、その人の症状と似ているものを使って治癒を促します。

現在ホメオパシーは80カ国以上で使用され、42ヵ国においては独立した医学体系として法的に認められており、28カ国で補完代替医療のひとつとして認識されています(2017年以降はスイス、ブラジル、チリ、デンマークおよび他の国々で部分的に或いは無期限に健康保険制度に組み入れられました。)主に欧州とインドではメジャーな自然療法としてよく知られています。

欧州では4名のうち3名はホメオパシーについて知っており、そのうちの29%は自身の健康ケアに使用していると言われています。子供に対する補完代替医療のなかで、ホメオパシーが最も頻繁に使用されています。

インド政府AYUSH省(伝統医学を扱う省庁)が実施したインド7大都市調査では、人口の48%(6億人あまり)がホメオパシーを使っていると発表しました。

インド独立の父マハトマ・ガンジーもホメオパシーの支持者でこのような言葉を残しています。

「ホメオパシーは、経済的かつ非暴力的に患者を治療するための、最も新しく、最も洗練された手法である。わが国の政府は、ホメオパシーの普及を促進し、ホメオパシーを保護すべきである。~中略~ホメオパシーは、ほかのどのような治療法と比べても高い治癒率を示しており、紛れもなく安全で、経済的で、最も完成度が高い医学だ」

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