レメディとは
ホメオパシーで使用する薬剤をレメディと言います。
現在では3000種類以上のレメディが存在し、原料の60%以上が天然植物由来です。他には鉱物、動物・昆虫などからも作られます。
一般的にはレメディ(remedy)は、 病気や怪我を治したり緩和したりする治療法(薬や絆創膏など)という意味で、自然療法のハーブや生薬も、レメディと呼ばれます。
ちなみに現代医学で使う対症療法の薬はmedicine(メディスン)ですね。
使い方は現代医学の薬と全く違っています。
ホメオパシーの重要な法則「超微量の法則」で作られ、「同種の法則」で一人一人の症状に当てはめて選びます。
レメディの作り方と単位
ホメオパシーの重要な法則の一つ、「超微量の法則」によって何度も希釈(薄める)しては容器を振り叩いて振動を与え、素材となる物質を原子も分子も無い状態になるほど希釈していきます。
この希釈しては容器を振り叩いて行く作業のことをポーテンタイゼーションと呼び、薄めた希釈度(単位)のことをポーテンシーと呼んでいます。
この単位は下記のようにいくつか種類があります
C(100倍希釈)
100倍に薄めて振り叩き、その液体から1滴をとり、また100倍にするという方法
X(10倍希釈)Dと表記されている場合もあります
LM(50000倍希釈)
ホメオパスが慢性病に使う単位です
世界中で、ホメオパシーでのセルフケアに最も使われているポーテンシーは“30C”です。
レメディの取り扱い方
レメディの保管方法は
- 直射日光や熱を避ける
- 香りの強いもの(精油や香水、香りの強い石けんなど)から離す
冷蔵庫の中も食品などで香りが強いので避けましょう - 電磁波やX線を避ける。あまり神経質になる必要は無いですが、心配なら金属の缶などに入れておくと良いかと思います。飛行機の手荷物検査などでX線に当たることが予想される時は、アルミ箔に包んでおくと良いでしょう。レメディ用の電磁波防護ポーチなども市販されています。
レメディの基本的なとり方
砂糖玉やタブレットのレメディは直接手で触れないように容器の蓋に取り出し、舌下に置き、ゆっくり溶かします。噛んだり飲み込んだりせず、自然に溶けるのを待ちます。
レメディをとる前後30分くらいは、食事や歯磨き粉での歯磨きや喫煙、特にコーヒーやカフェインを含む親を飲むこと、精油の使用は避けましょう。
ただし、緊急の場合はこの限りではありません。食後すぐでもレメディをとってください。
(コーヒーやある種類の精油はレメディの効果を打ち消してしまうことがあります)